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第1回は手摘みとハサミ刈りの違いについて紹介します。



手 摘 み ハサミ刈り

手摘みの畑は、手で摘みやすいように、枝が長くなっています。


ハサミ刈りの畑は、機械がより沢山刈り取れるように蒲鉾のような形になっています。

どちらも、収穫効率を考えた畑の形となっています。
畑だけでの比較では、栽培方法も同じなので形の違いくらいです。

手積みは、昔からの伝統的収穫方法です。
お茶の新芽だけを1本1本の枝から手で摘み取っていきます。この収穫方法をしごき摘みと言います。枝や茎は、抹茶への加工時に取り除いてしまうのでなるべく入れないように摘んでもらいます。


ハサミ刈りは、2人用の機械で木の上を滑らすように刈り取ります。この収穫方法は、枝や茎も一緒に刈り取ってしまいます。さらに、茶葉を酸化させてしまい本来の美味しさを損なってしまう事があります。


手摘みは、新芽をより確実に収穫出来る伝統的な方法であり、お茶本来の味を極めて忠実に出す収穫方法です。
ハサミ刈りは、効率を重視した工業的収穫方法と言えるでしょう。機械化が進んで、現在ほとんどのお茶農家がこの方法をとっています。

収穫した茶葉は、コンテナに詰められて加工の順番を待ちます。
この工程以降は、両収穫方法とも同じです。


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